与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識▼ 記事一覧

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第3回取引先の与信情報の収集(ツール編)

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  1. 中小企業診断士 講師のSさん「今回は、与信評価に役立つ情報を入手するためのツールを紹介しますね。」マナブくん「お願いします。」 中小企業診断士 講師のSさん「代表的なのが1社の詳細を知ることができる信用調書です。」先輩Bさん「新規取引で相手の実体がよく分からないケースは利用するように言われているんですが、全取引先の調査に使うには高額で…。」
  2. 中小企業診断士 講師のSさん「ですよね?そこで要約された情報として使われるのが企業概要データです。ビジネスデータベース会社を活用すると、その他さまざまな情報を多角的に調査できて便利です。」マナブくん「どこのサービスがありますか?」
  3. 先輩Bさん「それならG-Search(ジー・サーチ)が有名ですよね。」中小企業診断士 講師のSさん「はい。」
  4. 「G-Searchは企業概要データ以外にも、これだけの情報が活用できるんです。倒産速報、独自の信用格付け、倒産確率、海外取引先情報。」マナブくん「ええっ、こんなに!?すごい!!もっと詳しく教えて下さい〜!	」

こんにちは、中小企業診断士の杉山岳文です。今回は与信情報の収集ツールについて紹介します。

前回、与信評価に必要な情報として一次情報、二次情報があると説明しました。外部から入手できる二次情報取得に使えるツールを紹介します。

取引先調査を深く知る 信用調書

まず、企業調査会社が提供する「信用調書」。大手では帝国データバンク、東京商工リサーチが提供しています。また業種によって長年利用されている調査会社として東京経済、信用交換所等もあります。基本的には信用調書はこれらの調査会社の直販商品であり、入手には直接問い合わせることになります。

取引先の基本データ 企業概要データ

次に広く信用情報として使われるのが「企業概要データ」です。企業概要データは調査機関の直販だけでなく、ビジネスデータベース会社を通じても提供されています。ビジネスデータベースサービス G-Search では前述の調査機関が提供する企業概要データを横断して検索できます。調査対象の取引先企業が小規模企業や新設されたばかりの企業のケースでは、ある調査機関には情報が収録されていて、他の調査機関には情報が存在しない場合があります。横断検索ならば複数の調査機関の情報をワンクリックで検索できるので便利です。

ビジネスデータベースベンダーとしては「日経テレコン」、「G-Search(ジー・サーチ)」等が有名です。サービスの大きな違いは日経新聞は日経テレコンにのみ収録されている点、G-Search は月額の固定費用がリーズナブルである点です。用途によって使い分けましょう。G-Search 経由で日経テレコンを利用することも可能です。

「与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識」

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与信管理とコンプライアンスの基本を、実務に役立つ知識をわかりやすく解説しています。

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経済産業大臣登録 中小企業診断士杉山 岳文(すぎやま たけふみ)

中小企業診断士として、起業/創業支援(研究開発型ベンチャーの創業支援)、DX・新規事業開発、産学連携、マネジメント・営業力強化・マーケティングの支援中心に、各種研修講義・大学での講義等で講演活動を行う。

与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識 記事一覧

  1. 第1回与信のキホン

  2. 第2回取引先の与信情報の収集

  3. 第3回取引先の与信情報の収集(ツール編)

  4. 第4回企業情報の見方

  5. 第5回記事情報を使った与信先の情報収集とコンプライアンスチェック

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