与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識▼ 記事一覧

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第2回取引先の与信情報の収集

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  1. マナブくん「与信の第一歩は相手を知ることというのは分かったけど、具体的にどういうことでしょうか?」
  2. 中小企業診断士 講師のSさん「はい、与信にはまずこうした与信観点が大切です。事業内容、業績推移、実績、株主・役員構成・取引先、支払い能力。」 先輩Bさん「更にこれらを評価していくわけですね。」中小企業診断士 講師のSさん(ニッコリ)。
  3. マナブくん「でもその情報、どうやって調べたらいいんだろう。」中小企業診断士 講師のSさん「一次情報、二次情報がありますよ。」 「まず自らが直接取得する一次情報。そして調査機関からの二次情報。」
  4. 「それぞれどういったものがあるか、何が大事かポイントをみていきましょう。第三者による情報の入手方法もご紹介します!(キリッ)」マナブくん「詳しく教えて下さい!」

こんにちは、中小企業診断士の杉山岳文です。今回は与信情報の収集方法を紹介していきたいと思います。

前回、与信の第一歩は「相手を知る」ことだ、と説明しました。新規取引、または既存の大口の取引先の信用情報は常に把握しておきたいものです。新しい取引先の与信観点として以下をあげました。

  • どのような事業を行う会社なのか
  • 事業を開始後、どの程度の実績(期間と売上)があるのか
  • 事業の業績推移はどのようになっているか
  • 支払い能力に問題がないか
  • 会社の株主や役員構成、主な取引先などに問題がないか

これらの情報を収集し、評価することを与信評価と呼びます。では、どのような情報を収集するべきか解説します。

与信評価に必要な情報としては、自ら収集した「一次情報」、外部による情報収集の「二次情報」に分けられます。

一次情報(直接取得した情報)

情報学では一次情報は自らが直接取得した情報として区分され、情報価値が非常に高いのが特徴とされています。与信でもこれは同じです。新しい取引先について直接得られる情報というのは情報鮮度、取引におけるエビデンス性に優れています。

一般的には、会社概要が記載されたパンフレット、登記簿、決算書(や税務申告書)類の財務情報、業種によっては許認可等の法的管理情報などがあげられます。新規取引与信としてこれらの情報提供を要求するのが基本です。取引先が財務情報等の開示を拒むケースもありますが、その際は後述の二次情報から情報を得ることも可能です。

「与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識」

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経済産業大臣登録 中小企業診断士杉山 岳文(すぎやま たけふみ)

中小企業診断士として、起業/創業支援(研究開発型ベンチャーの創業支援)、DX・新規事業開発、産学連携、マネジメント・営業力強化・マーケティングの支援中心に、各種研修講義・大学での講義等で講演活動を行う。

与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識 記事一覧

  1. 第1回与信のキホン

  2. 第2回取引先の与信情報の収集

  3. 第3回取引先の与信情報の収集(ツール編)

  4. 第4回企業情報の見方

  5. 第5回記事情報を使った与信先の情報収集とコンプライアンスチェック

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