与信をマナブ!営業を成功に導く基礎知識▼ 記事一覧
こんにちは、中小企業診断士の杉山岳文です。今回は与信情報の収集方法を紹介していきたいと思います。
前回、与信の第一歩は「相手を知る」ことだ、と説明しました。新規取引、または既存の大口の取引先の信用情報は常に把握しておきたいものです。新しい取引先の与信観点として以下をあげました。
- どのような事業を行う会社なのか
- 事業を開始後、どの程度の実績(期間と売上)があるのか
- 事業の業績推移はどのようになっているか
- 支払い能力に問題がないか
- 会社の株主や役員構成、主な取引先などに問題がないか
これらの情報を収集し、評価することを与信評価と呼びます。では、どのような情報を収集するべきか解説します。
与信評価に必要な情報としては、自ら収集した「一次情報」、外部による情報収集の「二次情報」に分けられます。
一次情報(直接取得した情報)
情報学では一次情報は自らが直接取得した情報として区分され、情報価値が非常に高いのが特徴とされています。与信でもこれは同じです。新しい取引先について直接得られる情報というのは情報鮮度、取引におけるエビデンス性に優れています。
一般的には、会社概要が記載されたパンフレット、登記簿、決算書(や税務申告書)類の財務情報、業種によっては許認可等の法的管理情報などがあげられます。新規取引与信としてこれらの情報提供を要求するのが基本です。取引先が財務情報等の開示を拒むケースもありますが、その際は後述の二次情報から情報を得ることも可能です。
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